@article{oai:tokoha-u.repo.nii.ac.jp:00002124, author = {古市, 将樹 and Furuichi, Masaki}, issue = {2}, journal = {教育研究実践報告誌}, month = {Mar}, note = {本論は、平安時代の能筆を意味する「三筆」(空海・嵯峨天皇・橘逸勢)と「三蹟」(小野道風・藤原佐理・藤原行成)に関するいくつかの疑問、特に、なぜ彼らが他の能書と比べて別格的な位置づけをされているのかについて、先行研究の状況を整理するとともに、記号学的な観点から、それら「三筆」・「三蹟」の呼称が記号としてはたらくことで、別格的な位置を確保したと考えられることを論じている。現在、これに関しては、「三筆」や「三蹟」が記号として成立し作用する具体的な場面が教育(教科書)に見い出せる。それは、特別な意図を含まない平明な歴史的事実の記述によって構成されているが、同時に、三筆・三蹟の説明文が、「三筆」「三蹟」の呼称を記号化し、書道史的に不明な部分を補って、それらを別格のものとしている状態でもある。本論はこのこと状況を分析・抽出するものであり、本稿はその第一弾である。}, pages = {27--36}, title = {三筆三蹟はなぜ三筆三蹟なのか (1)三筆三蹟の語られ方について}, volume = {4}, year = {2021}, yomi = {フルイチ, マサキ} }