@article{oai:tokoha-u.repo.nii.ac.jp:00001344, author = {Hamakawa, Sakae and 濱川, 栄}, issue = {37}, journal = {常葉大学教育学部紀要, Tokoha University Faculty of Education research review}, month = {Mar}, note = {前稿に引き続き、本稿では『儀礼』『大戴礼記』『周礼』『詩経』に見える反戦的・厭戦的言辞を確認した。その結果、前三書にはそうした言辞は確認できなかった。これらは漢朝の顕彰を役割とされ、儒学(儒教)が漢朝の御用思想となる過程で編纂・経典化されたものであるため、漢朝の存在意義を揺るがしかねない厭戦的・反戦的文言が見られないのは当然のことである。それに対し、周代以来の詩を集めた『詩経』では、全三〇五首中一九首の詩に厭戦的・反戦的言辞を確認できた。特に夫が従軍中であることを嘆く夫婦の詠んだ詩が多い点に注目される。儒家は、こうした詩を多数『詩経』に収録し後世に残すことで、為政者を軍事に慎重な政治に向かわせようとしたものと推測される。しかし、今回も『塩鉄論』の「絶対平和主義」に匹敵するような概念や言辞は見いだせなかった。}, pages = {1--23}, title = {中国古代儒家文献に見る反戦思想(2)-『儀礼』『大戴礼記』『周礼』『詩経』 -}, year = {2017}, yomi = {ハマカワ, サカエ} }